生成AI
- 4 日前
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生成AI、はやってますね。わからないことがあるときに、すぐに答えてくれて便利です。もっともらしいこと教えてくれます。
ただ、問題点も指摘されていますよね。
知り合いの大学教授が「学生にレポート書かせると、おんなじような文章が山ほど出てくる。」とぼやいていました。授業料払えなくて必死にバイトしてる学生が、時間がない中で生成AIに頼るなんてことであれば、仕方ないのかもしれません。でも、遊ぶのに忙しくて生成AIでちょちょいとなんてことしてるのは感心しませんし、なによりも自分のためになりません。自分の頭で考えなきゃね。
家事の調停事件、離婚だの、婚姻費用(生活費のことです)だのでは、半分ぐらいの事件は弁護士を立てないで、本人だけでしていると聞いたことがあります。
本人だけの場合、あまり書面は出てこないのが一般でした。証拠ではなく、主張をまとめた書面のことです。弁護士は書面を書くのが商売というところですが、一般の人は書面を提出する場合があるということもあまり意識にないのかなと思います。
ところが、最近は本人から書面が提出されることがちょこちょこ見られるようになりました。
一読するとそれなりのことが書いてあります。一瞬、よく勉強してるなぁと思いましたが、ゆっくり読んでると、なにもわかってないことが伝わってきます。
生成AIでこしらえた書面かなとか思います。自分で利口だと思っているようで、「これはチョロいぜ。しめしめ。」とか思ったりします。
最近の新聞記事にありました。レストランでちょっとしたトラブル。抗議して、代金は支払わなくて済んだというので、それなりの大人の解決かなと思える問題。
でも、お客様は不満に思って、生成AIに相談。「それはひどい。レストランは間違っている。」というような内容。その後のやり取りでも耳障りのよいことぱかり返ってくる。それでやる気になりました。3万円を請求することに。少し気になり、弁護士に代理させる方がよいかとの質問。「完全に赤字になる。」との回答。それじゃ自分でということで、生成AIの助けを借りて、訴状を書きます。2週間もかけて、それなりのものができました。それで裁判所に訴状を提出したという事件です(朝日新聞・7月26日)。
これ、最初に私に相談してくれれば、「そもそも、勝訴の見込みが立たないような事案です。弁護士に事件処理を依頼すれば、着手金は最低11万円。敗訴してもお金は返ってきません。弁護士にお願いしたって、勝訴する可能性は小さいとしか言いようがありません。結局は時間、労力と実費のムダになります。」と言ったことでしょう。生成AIの回答の内、完全に赤字になるというところだけは正しいというべきでしょう。しかし、こんなときに、真面目な弁護士であればけしかけるようなことはしません。
よほど運がよくて勝訴できればいいのですが、敗訴してしまえばなおさら腹が立つでしょう。生成AIに操られてしまいました。
生成AIに質問したことがある人から聞いたことです。どんどん質問を重ねていくと、こっちの疑問をすべて肯定して、なんだかこっちの気持ちに寄り添ってくれるような気がしてくるということでした。そんなものでしょうか?
でも、本当にそうなのであれば、質問を重ねたり書面案を作成してゆくうちに、「オレってすごい!弁護士と同等のこと書けてるじゃん。」なんて気になっても不思議はないかもしれません。
生成AIに頼って、父親をして、プロ野球球団の監督を辞任させなきゃいけなくなった娘さんが報道されたのは記憶に新しいでしょう。
要するに、生成AIの回答は正しいとは限りません。こらちの問いかけによっては、実に都合がよかったり、耳障りのよいような回答が返ってくることがあります。でも、それが実際、正しいとは限らないことが大きな問題です。しかも、法律というような専門分野については、法律家でない方にはそれが正しいか否かは判断できません。
たとえば、離婚しなきゃと思うときには、それについていろいろ調べようと思うでしょう。ネットサーフしていろいろな情報を仕入れてきたりします。弁護士としても自分でがんばってくれる方をこそ、助けたいと思います。
ただ、生成AIの回答が自分にとって都合のよい場合に、それを正しいものと信じて、弁護士のアドバイスを聞かなかったりすると、大けがをする危険があります。もちろん、弁護士が間違わないわけではありませんが、まだまだAIは全面的に信頼できるものではないと思っていた方がいいのではないでしょうか。
とはいえ、私も専門外のことについてはついつい生成AIに頼ることがあります。便利なんだよなぁ・・・
いざ自分が法的に紛争に巻き込まれた場合には、きちんと弁護士に相談して、正確な知識を前提として、幸福を勝ち取ってください。誤った知識を前提とすると、幸福じゃなくて、降伏を勝ち取ることになってしまいます。
すみません。いつもつまんないダジャレで。
(ここんとこ前回のコビペです。何卒ご容赦を。)

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